113代目トップ画像

 国鉄113系(静岡車両区・T1編成)
 2004年10月 6日 
東海道本線戸塚にて

 今回のトップは113系です〜。と言ってもJR東日本の所有する“東海道線113系”は2回取り上げているんで、今回はH16年10月のダイヤ改正で東京乗り入れがなくなってしまった「JR東海」の113系を取り上げることにしましょう。東日本の113系と東海の113系の違いとしては“東京側先頭車の前面の貫通ホロの有無”や“前面幕の色”、“スカート&床下機器の色”や“車体側面のJRマークの大きさ”などがあります。ほかにもJR東日本は「優先席」でJR東海は「シルバーシート」と言うのも大きな違いと言えるでしょう。

 さて。静岡の113系と言っても、実は何種類か存在します。JR東海管内専用の4両編成の「L編成」、4両編成にモーター車2両を挟んだ6両編成の「LL編成」、モハ113に運転台を取り付けた“クモハ113”が先頭に立つ2M1Tの3両編成の「C編成」、そしてJR東日本乗り入れ用の4両編成の「T編成」の4種類に大別され、T編成のみがJR東日本に乗り入れていました。乗り入れと言ってもJR東日本の113系11両編成と連結して走っていたんですけどね。その乗り入れにより、JR東日本とJR東海の車両の相互乗り入れによる“走行距離の差”を調整していました。
 しかしながらH16年10月のダイヤ改正より東海道線113系の置き換えが始まるため113系による運用が減り、JR東日本の113系が減ると東海道線の東京〜熱海間でのJR東海の113系の使い道がなくなるんですね。そのため静岡の113系の乗り入れがなくなると同時に東京からの静岡行きは
特急『東海』を除いて消滅、沼津行きは大幅に減少しました。まあ乗り入れが大幅に減った代わりに“熱海での乗り換え時間”が十分に取られたダイヤとなったため、その点では便利になったと言えるでしょう。ダイヤ改正前は、ヒドイ場合だと乗り換え時間「1分のみ」だったこともありました。
 “直通”と“途中乗り換え”、わたしなら後者を取りますが・・・皆さまはいかがでしょう?

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