10代目トップ画像

 10代目トップ画像(2002年 9月5日〜10月11日)
 車両:京浜急行 2000形(2051編成) 金沢八景にて。

 京急の2000形(2051編成)です。今まで、トップ画像の車両はすべてVVVFインバーター制御でしたが、今回の2000形は初の界磁チョッパ制御車で、さらに、車体も鋼製です。
 デビューしたのは昭和57年と、私も生まれていない年です。私も小さい頃からずっと、この2000形にはお世話になっていました。しかし現在、すべての編成の車体更新が完了し、内装・外装ともに古さを感じさせません。
 ちなみに、この2000形はデビュー時は2扉のクロスシート車でした。しかし、内装や走行機器などのいたみ対策と、サービス&輸送力向上のために2100形の登場したため、2000形は3扉となり、座席もこのようなセミクロスシートとなりました。(要するに、車両真ん中のドアーは新しく増設されたものです)
 また、ボディーも窓周りが白の塗り分け塗装から、赤に白帯一本となってしまいました。
 しかし、ドア間の窓のみカーテンは残されたし、斬新で迫力のあるも健在。2100形が増えた今でも、ラッシュ時の特急や快特として元気に活躍しています。また、4両固定編成は各駅停車として走ることもあります。

 ちなみに、この2051編成には、2つの伝説があります。一つは、帰宅時の足ともなっている京急ウイング号の第1号がこの2051編成でした。
 そして、もう一つは、2000年の8月に行われた「2000形クロスシート・ファイナルラン」というイベントにも使われたのです。先ほど書いたとおり、2100形の登場に伴い2000形の3扉化が進められたのですが、この2051編成だけは最後まで2扉のままで残っていたのです。私は参加していないので何ともいえませんが、品川から久里浜にある京急車両の工場(現:京急ファインテック 久里浜事業所)まで走り、工場に着いたら何と、車内の座席を取り外し、そのイスの即売会が行われ、一つの伝説となったそうです。

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